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ここはTW2シルバーレインの結社:フーテン塾による遊び場です。
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GMよし。では、キミ達が車両の屋根に上り立つと、翁面の男はキミ達を待ち構えるように佇んでいた。
駿介:フッ……そうでなくちゃあ面白くねぇ。
GMさらに、彼は手に持つ宝剣を逆手に構え……ズン、と車両に突き立てる。するとぞぶぞぶと音を立てて、まるで墓場から這い出るように二体のゴーストが出現した。
チェスター:なんだありゃあ? アビリティなのか!?
GMいえ、ただの演出です(一同爆笑)。
チェスター:こんにゃろう!(爆笑)
 
◆敵情報 (よろめき:回避達成値-1)
翁面の男 ● 達成値(8/4/5)
雅鎖螺  △ (6/5/4)
       △ 
 
GM敵の配置はこうなる。場所が狭いため、敵は縦一列に並んでゴーストウォールを形成している。
チェスター:壁二枚か……。
GMプラス! 風圧をもろに受けるという『苛酷な環境』のため、全員に『よろめき』のバッドステータスをプレゼントだ。回避の達成値に-1で、これはLuckyでは解除できないから注意してくれ。
チェスター:足を止めての殴り合いか……上等だ!
エリザ:……ぶち破る……。
駿介:さて、周りの景色も筒抜けだ……楽しく語り合おうぜ……拳でな。
GMんでは、超高速で暴走するSLの上での戦闘―――楽しんでくれたまえ! ますはイニシアチブの確認! 雅鎖螺(以下ガサラ)は両方ともIniは13。そして翁面の男は25だから……。
チェスター:くっ、速いな。聞こえるか、そこの能面野郎! なんでこんなことするのか、後できっちり聞かせてもらうぜ!!
GM「……」翁面の男は、冷たい視線を送るだけ。
駿介:(……訝しげに見る)
GM「が、頑張ってください、皆さん…!」ユキも強風に髪を煽られる中、みんなの後方で応援してる。
チェスター:おい、彼女見てるぜ。無様な格好は、見せられねえぞ?
駿介:ああ……見てな、漢の生き様をじっくりとよ。
GM「……はい!」では、こちらの先行だ!
チェスター:来な!
GMそれじゃ、翁面の男の行動だが……ボスはどの射程の攻撃でも、相手に届かせることが出来る。とりあえずジャストクリティカルの判定して……(リードカードめくる)ぉ。ジャストアタック(笑)。
チェスター:うぬれ!
GMターゲットは……チェスター! 近接、《気魄》の通常攻撃! 達成値は……ぶ。8+4=12! 当たれば84ダメージじゃ!
チェスター:ぬうわ! いてえな!?
GM回避-1を忘れないでくれよ?
チェスター:んー……3足りない!
エリザ:『お願い』……あたるな……(すかさず《気魄》3でアシスト)。
チェスター:すまん!
GMく……サポートは厄介だな。
チェスター:がきーんと剣で受け止め、その程度かよ! と『強がり』。ぴったし回避!
GMち。翁面の男は一息の内に近づいて――、宝剣を横一文字に薙ぎ払った。が、キミは吹きすさぶ突風をものともせず、的確に刃を合わせる。一瞬交差する両者の視線。そしてすぐさまマシラの如く、元いた位置へ跳躍し、戻る。
チェスター:いい腕してるぜあんた……名前聞かせろよ。
GM「…………」徹底的な無言で返す男。さ、次はチェスターの番だ。
チェスター:ちっ、だんまりかよ……『失望』しながらも目の前の敵に《術式》攻撃! 達成値6! ダメージ48!
エリザ:……熱くなるな……判断力が鈍るぞ……。
GMガサラ(兄)はうろたえた様子で、「な、なにぃっ!? 俺が……避けきれない!?(すげえ三下口調で)」
チェスター:(弟になって)兄者ー!
エリザ:『……いまだ……続く……』(コンビネーションのエフェクトを発動)駿介に、ギンギンパワーZ。この先……その力が必要となる……(『先読み』)。
駿介:バリン(頭に当たる音)……でっ。サンキュー、目が覚めたぜ。
チェスター:瓶ごとか……中身だけ振りかけてやれよ(笑)。
エリザ:龍撃砲で……打ち抜くといい……。
駿介:んや、全力で行く。龍顎拳。これが連携への布石だ……チェストー。……『ものまね』しながら拳振り抜く。一番前に。
チェスター:オレのアイデンティティを!?(一同爆笑)
駿介:さらに、ジャストアタック! ダメージは103だ。
GM「ば、馬鹿な! 一度ならず二度までも! だがその程度の攻撃では……ぬァにぃっ!?(動転している)」
チェスター:なんという重い一撃!
GMぐほっ!? 「ば、馬鹿な……この俺、が……!?」「あ、兄者ァァァ!?」あ、あっけなく潰されたな。
チェスター:さっきのクリティカルといい、今回のスケポン、ダメージ走ってるなあ。
駿介:……人はこれを漢引きと呼ぶ。(一同爆笑)
 
なんだそのカッコイイ引き方は。
 
GMさて、次はガサラか。「おのれぇぇぇ! 兄者の仇……!」漢泣きして突っ込んできます。引き裂き、達成値は《気魄》の5、Aのチェスターに攻撃!
チェスター:達成値6でひらりと回避。そんなもんかよ?
GM「(ザコっぽい口調で)この爪で引き裂いてくれるワァァァァ…! グ!? ヤツの姿が消えた!?」(一同爆笑)
チェスター:ほんとに三下だなこいつ!(一同爆笑)
GMああここで、翁面の男はおもむろに、ひょいっとしゃがみこみます。
一同:
GM……ここで《術式》のチェェェェック!
一同:な、なんだ?
GMみんな、忘れてないか? ここは暴走超特急の上なんだぞ?
チェスター:……トンネルかーー!?(一同爆笑)
GMそう、すばやく身をかがめられるかの判定だ! 失敗したら、超高速で迫り来るトンネルの壁におもいっきり後頭部をぶつけることになる。
駿介:『余裕』っ! 華麗にしゃがみ込む。
チェスター:糸3点使用! あ、100円みっけ。かがんで拾ったら、たまたまトンネル回避の『ご都合主義』。(一同爆笑)
GM:なんで機関車の屋根に100円が落ちてるんだよ!?(一同爆笑)
駿介:ちょっ、ここ電車!(爆笑)
チェスター:(さらっと)世界結界です。
GM世界結界じゃあ仕方ないな。
駿介:ああ、仕方ない。

 ちなみに、本来チェック判定では運命の糸は使用できない。
 が、ここではテンポを重視してそのまま続行した。
 
エリザ:運命の糸3本使用。……出せない……。ゴツン(笑)。
GMあらら(笑)。しゃがめなかった人は40ダメージだ!
エリザ:はうっ……イタイ……。
チェスター:エリー! 大丈夫か!?
GM初ダメージだね。な、なんか嬉しい(笑)。
チェスター:初ダメージは、敵からではなくトンネルでした。
GM:く、悔しいぞ!?(一同爆笑)
駿介:くっ卑怯な。
 
◆敵情報 (よろめき:回避達成値-1)
翁面の男 ● 達成値(8/4/5)
ガサラ弟 △ (6/5/4)
 
GMまぁ、これで1ターン経過だが……。フフフ、戦闘には慣れてきたかな?
チェスター:あたぼうよー。
エリザ:……多少は……。
駿介:ん、まあね……山咲さんはすごいと思います。
GMではそんな調子乗ってるキミ達に、おっきな贈り物をしてあげよう!
一同:へ?
GM俺のターン……じゃねぇや、翁面の男のターン! ここでアビリティ発動だZE!
チェスター:くるか!?
GMその名も―――『暴走黒燐弾・奥義』ッ!
一同:げえぇぇぇ!?
 
 暴走黒燐弾。
 黒燐蟲使いが持つ、《気魄》の強力な広範囲攻撃アビリティ。
 なお、現段階では未実装である(笑)。
 
エリザ:あう。
駿介:……帰れ。
チェスター:おのれGM、未実装のデータを!
GMはっはっは、聞こえんなぁ。(カード引き)エリザヴェータを除く全員が攻撃対象だ!
チェスター:達成値は!?
GM達成値は……10+3。……《気魄》の13!
チェスター:ぬはあ!? ていうか、どうあがいても回避無理だ! サポないと!
駿介:理解……糸3点。反動ぷりーず。
GMはいどうぞ。(リードカード出して)……ってこの反動はやばくないか。
駿介:はうあ?
チェスター:ゲエエー!!
 
 出された運命反動の効果は『〔超封術〕〔超アンチヒール〕〔超無縁〕になる』。
 数ある運命反動の中でも最悪の一枚である。
 
エリザ:辛いな……。
GMアビ使用不可、回復不可、アシスト不可、さらに超だからラッキーが2枚必要……うは(笑)。
チェスター:達成値、4足りない……アシストも無理か。
エリザ:こっちからのアシストだけでは足りないからな……。
GM喰らう? 喰らいますか? それは残念!(凄い嬉しそう)
チェスター:あ、いや、これで! まずパワーカード、これで達成値は9。さらに……!
GMぬぉ!?
チェスター:エフェクト『運命の救い』! 糸4点使って達成値底上げ! これでオレ回避!
GMチィィ、回避されたか!
チェスター:あぶっ! あぶねっ!! 必死で回避(笑)。
エリザ:駿介を何とかしないと……。
駿介:よけられん……だが『悲観』することはない……。ガードだ。
GMでは、男は宝剣を床に突き刺し……毒虫の群れが、黒い奔流となって襲い来る! ダメージは89!
チェスター:大丈夫かスケポン!
駿介:ギンギンで《気魄》攻撃力は74、ガードで15点通し。
GM:たった15か!?(一同爆笑)
エリザ:おお……。
チェスター:ウホッ、硬ぇ。ギンギン、さっそく役にたったな。
駿介:俺の拳は伊達じゃねぇ……見てるか、これが漢の生き様よ(ニヤリ)。
GM「は、はい! あんなヤツに、負けないで下さい!」
チェスター:さて、そんじゃお前もチャッチャと片付けさせてもらうぜ、っと! 『見栄』切りながら《術式》達成値7! ダメージ48!
GM「な、なんだこの太刀筋……見えん!?」ザコは何も出来ん!
駿介:次は俺か……チェックってターン一回だっけ?
GMいや、2枚あるなら一片に出していいよ。
駿介:こんなこともあろうかと(ニヤリ)。(サッと出されるラッキーカード2枚)
一同:おおっ!?
チェスター:これが、漢引き……!(一同爆笑)
GMくぅ、やるな……! つかホント駿介が手ごわい……!
チェスター:酷い目に遭ってると思いきや、それをことごとく凌駕している……!
エリザ:反動をものともしないな……。
GM「ば、馬鹿な! あの状態で……立ち直るというのかぁぁぁぁっ!?」とガサラ弟が煽ってくれます(笑)。
駿介:さて、心おきなく連携行くぜ。龍撃砲。……いとにてん反動プリーズ(笑)。
チェスター:チャレンジャーすぎるぞスケポン(爆笑)。
 
そして出されたカード効果は――『〔運命の糸〕が4ポイント回復する』。
 
GM……。「おのれ……おのれすけぽんめぇぇぇぇ!!(←GM心の叫び)」(一同爆笑)いかん、主人公だ(笑)。
エリザ:おお……。流石だ……。
チェスター:運を完全に味方につけやがった……。
駿介:自分を『犠牲』にしても何度でも立ち上がる……それが漢の魂だ。達成値は7。
GM龍撃砲ってことは……翁面の男にもか! じゃあここで、男はガードを試みる!
 
 が、こちらの達成値はよろめきの効果で実質4。そうそう成功するわけもなく――
 
GMく。駿介の放った裂帛の波動が、一直線に敵めがけて放たれる……! ダメージこい!
駿介:よしっ、かめは●波のごとき龍撃砲……39だめーじ、術連携だ。
GMまだまだ死なんぞ! 「……ふぅ。あせらせやがる。その程度か」弟調子に乗ってます。
エリザ:糸2本使用、自分にギンギン……。まだいける……まだいけるが……回復も必要だと思った……(『嘘』)。
GMか、可愛いじゃねえか!
駿介:お兄さん胸キュンだよ。
 
 ここで、最後となるガサラ弟の出番。
 最後に一花咲かせ――ることもなく、その攻撃はチェスターに軽々と回避される。
 
GM……くぅ! これでターン終了。翁面の男!
チェスター:さて、次は何でくるか……。
GM「さ、さあ殺っちまって下せぇ、ゲヘヘ!」
チェスター:三下だ、悲しいほどに三下だ。――だが、大好きだ(一同爆笑)。
駿介:くっ、うらやましい、うらやましいぞ。
エリザ:……いいな……三下……。
GM「……」ガサラをガン無視して、男は剣を水平にかまえる。
駿介:哀れだ!(一同爆笑)
GM……ジャストアタック。通常攻撃の、Aに攻撃。達成値は……《気魄》9! だが、これじゃあ……。
チェスター:ぬう、気のカードが一枚もない。
駿介:ぇ。
GMお!
チェスター:糸使って3枚ドロー!
GM糸なんぞ断ち切ってくれるわ!
チェスター:そんなもんっーーーー!! 対抗心で、一撃を受け止める!! 現在達成値7!
GMスァァァァ。流れるような動きで懐に潜り込んだ翁面の男。だが……、
エリザ:攻撃から目をそらすな……『覚悟』を決めろ……。サポート、《気魄》2。
チェスター:エリーの激励を受け、がっちりと受け止める!
GMく。ギィィン! 鉄と鉄が打ち合う音。すぐさま男は身を翻し、元の場所へ! チェスターの番だ!
チェスター:まだ目の前にいるんだよなあ、三下。くそう、行動順を遅らせるとかあれば……。
GM「なんだ? 俺が怖いのか? あァん?」
チェスター:うっせえ、てめえなんざ目にはいってねえよ。
GM:「な、なんだとぅ!?」(一同爆笑)びっくりしてますな。
チェスター:知ってるぜ、お前みたいなのを、三下、っていうんだよ! 《術式》で達成値5! ダメージ48!
GMむ。「何を馬鹿な! 俺様が三下だなどと……ぐふぅ!?(一同爆笑) あ、兄者ぁぁぁぁぁ!?」ガサラは絶叫を上げて消滅した。
駿介:……うし。
チェスター:さて、やっと正対できたな……。
駿介:ああ、その顔歪ませてやるぜ。
GM「……。…………」消えたガサラを興味なそうに眺め……、男は、君たちに冷たい視線を投げる。
エリザ:投降しろ……。
GM「……」エリザヴェータの声が聞こえてなかったかのように、男は刃を振り、構えを取る。……隙あらば一撃で首を落とす心積もりだ。
チェスター:話をするにも、まずは無力化してから、か……。
駿介:さて、俺か。フッ、さっきの黒燐弾といい……『無駄が多すぎる』。連携の龍尾脚を叩きこむ。鋭い蹴りの一撃、達成値8!
チェスター:いいなあ、連携。
GM《術式》は低いんだが……! ガード! (カード引いて)無理!
駿介:うし、ダメージ69。
GMぬ。壁のゴーストも既に倒れ伏し、キミは敵を確実に攻撃圏内に捕らえた。
エリザ:おお。
チェスター:ギンギン、効いてるなあ。
GM翁面の男も咄嗟に剣を構え、キミの攻撃をはじき返そうとするも……、
駿介:いけぇぇっ!
GMその防御すら突き抜けて、キミの攻撃は翁面の男に――その翁の面に直撃した!
 
「――――ッ!」
今まで頑なに無言を貫いていた和装の男は――ここで初めて、苦悶の声らしきものを上げた。
 
チェスター:効いてるぞっ。
駿介:こちとら漢の看板しょってんだ、なめんじゃねぇよ。吐き捨てる……気連携だ。
GM頭を押さえ、ふらふらとした足取りで後退る。
チェスター:エリー! 今を逃すな! 叩き込め!!
GMああいや、それには及ばない。
チェスター:おろ?
駿介:ん?
エリザ:また……逃げるのか……?
GM列車が大きく揺れた瞬間、和装の男はバランスを崩した。
一同:!?
GM:そのまま拍子抜けするほど呆気なく、男は列車から墜落した。
チェスター:んなっ!
 
「―――ケ、……」
ゴミのように叩きつけられた身体は、しかしあっという間に後ろに流れて見えなくなる。
 
エリザ:あ……。手を伸ばす。
駿介:……あっけないな。
チェスター:……なんなんだ、一体……。
GMここでチェックだ! 《神秘》のチェックね。この判定いかんで今後の展開が変わっちゃうから、頑張ってくれ。
一同:成功!
GMふむ。では、キミ達は気づいた。
駿介:ああ。
GMその時、キミ達の後方にいたユキの表情に。
駿介:……へ?
チェスター:きましたよきましたよ!(一同爆笑)
GM怯えでも驚きでもない。何か、ひどくつまらないモノを見せられたような顔で――。
 
それは例えるなら、
―――能面のような無表情。
 
駿介:……。呆然と見ていよう。
ェスター:…………。
GM「……あの、どうかしたんですか?」きょとんと首をかしげるユキの表情は、今までの、君たちが知るユキという少女のものだ。どこにもおかしなところはない。
チェスター:いや……なんでもない。
駿介:(……気のせいか)
エリザ:……。
チェスター:今追及しても、はぐらかされるだけだろうしな。
GM「?」首をかしげる。とぼけているようには見えないね。
チェスター:では、ちょっとスケポンに耳打ち。
駿介:ん?
チェスター:(気付いたか。気をつけておけ)
駿介:(……気のせいだ、きっと)と返します。……ダメだ俺(笑)。
GMGMとしては凄い助かる反応だがね(笑)。「あの、それよりも皆さん」
エリザ:……なんだ……?
GM「この列車に乗ってた人は、みんなアイツに……その、殺されちゃったわけですよね」
駿介:ああ、そのようだな……。
チェスター:さて……な。
GM「じゃあ……この列車、どうやって止めるんですか?」
一同:………………………あ(一同爆笑)。
GMさぁ、このチャプター最後の難関だ……!
チェスター:誰か、テリーマンを、テリーマンを呼んでーー!!(一同爆笑)
駿介:いや、ラーメンマンだ(笑)。
 
目的の駅まで残りわずか。しかもその駅は終点で、レールはそこで途切れている!
 通常、D51の最高速度は85km/h。
だがこの黒金に光る獣は、濃厚な残留思念の影響を受けてか―――実に240km/hをマークしている! まさに荒れ狂う怪物だ!
 このまま最高速度で駅に突入すれば、まず間違いなくSLは大破、能力者とて無事ではすまない。
 
駿介:お、おい、どうするよ?
チェスター:動力車の破壊!!
エリザ:そうだな……運転手の所に行き……ブレーキをかけるか……、後方の車両に乗り移って……連結はずすか……。
GM連結を外すだけでは、先頭車両はそのまま暴走……駅は破壊されるね。動力車を破壊するのは、当初の翁面の男と同じだ。横転してしまう。
チェスター:うぬう。
GMさぁ、迷ってる間にどんどん駅は近づいてくるぞ……!
エリザ:後方の車両の車輪を壊して、胴体でブレーキをかけさせるか……。
チェスター:運転室に行って、ブレーキをかけるか。
駿介:埒があかねぇ、気合いで止めるぞ……前へ駈け出そうとする。……ねえ、《気魄》で抑えて止められる?(笑)
GMし、死ぬぞ?
駿介:……だよなー。
チェスター:オレらが助かるだけならなんとかなるが、この車両をなんとかしないと、駅がえらい事になるからなあ。
エリザ:レール壊して、自分たちは飛び移るか……。
GM「あ、あの! とりあえず悩むのは後にして、機関室に行ってみてはどうでしょうか……!?」
駿介:そ、そうだ、まずは状況確認。
GMOK、ではキミ達は機関室に駆け込んだ。案の定、運転士は殺されてしまったのか、中は無人だ。
エリザ:火はどうなっている……?
GM火はもう燃え尽きている。が、既にこの速度に達してしまったため、自然に止まりそうな様子はない。
駿介:……そうだ、火が入ってないなら、動力のない乗り物と見られないか?
GMお、リボガンの特殊能力か?
駿介:うん、武器覚醒。
エリザ:おお……。
GMんー、動力はあるからホントはダメだが……面白いので採用(笑)。
駿介:いいのっ!?
チェスター:イカスー!!
GMただ、さすがに速度が半端ではないので、達成値に+5としてみなしてもらう。では、ここで判定をしてもらおう!
チェスター:目標値いくつになるんだ?
GMうん。暴走する鉄の荒馬を止めるために、必要な判定は三つ。
 
1、この雑多な計器類の中から、迅速にブレーキレバーを見つけ出せるかを《術式》で。
2、駅までの距離が十分にあるかどうかを《神秘》で。
3、最後に、どれだけ減速できるかの判定を《気魄》で。
 
GMこれらの判定を個別に行い、その達成値の合計が24以上であれば……機関車は完全に停止する。
チェスター:3つの判定の合計か。
エリザ:これは……別々の人間でもいいのか……?
GMうん、分担してOK! 好きに演出してくれ!
チェスター:オレ、《術式》で達成値11までいける。《気魄》も11いけるな。
駿介:俺は+5していいんだよな?
GMだね。
駿介:《気魄》は13、《術式》は10、《神秘》は無い。
エリザ:《気魄》9、《術式》4、《神秘》6までしか出来ない……。
チェスター:ふむ、ならエリーには《神秘》を担当してもらうか。スケポンが《気魄》、オレが《術式》で。これで30になる。
GMすげえ達成値だな!?
チェスター:この一瞬のために!! 能面男のためにとっておいた、とっておきだーー!(出したのは全能カード。カードパワー4、最強のワイルドカード!)
エリザ:アシストも入れていく……。説明書によると……、ここらへん……(『解明』)。
チェスター:技術系キャラとして売り出すべく、瞬時に機関室の構造を理解。ブレーキの位置を割り出す! 達成値は11!
GM:それ双翼の役割!?(一同爆笑)
チェスター:フフン。
GMチェスターは瞬時に察した。左前に設置されたレバー……それがブレーキレバーだ!
チェスター:スケポン! こいつがレバーだ!!
エリザ:早く……駅が壊れる……。駿介……早く……。
駿介:ガントレットの回転動力炉が唸りを上げる……! くそっ……止まれぇぇぇっ!!!
GMよし! 達成値は十分! 判定は成功!
チェスター:ギギギギギギギギーーーーーーッ!
 
結束し、彼らは渾身の力でブレーキレバーを引き倒す。
高圧の蒸気が駆け抜け、巨大な鉄塊を制止せんと強引に負荷をかける。
 
駿介:……やった……か?
 
金属の車輪が奏でる、けたたましい悲鳴、嘶き、断末魔。
彼らを強烈なGが襲い、立っているのさえままならなくなる。
 
チェスター:やってやれねえことはねぇぇぇぇぇっ!!!
 
―――やがて、鋼鉄の荒馬は、ついに物理法則の前に屈し。
ようやく。その動きを停止した。
 
目的地、到着。
 
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