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ここはTW2シルバーレインの結社:フーテン塾による遊び場です。
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 さて、こうして第一回目のセッションが終わり――

 一週間後。再び彼らは一堂に会した。


◆ アドベンチャー・チャプター04 女の子と同室になるのは誰だ!?
 
 
GM機関車を止め――キミ達は何とか目的地、Y県の片田舎まで辿り着いた。
エリザ:……牧歌的だな……。
チェスター:さて、ここからは歩きだな……。
GM時刻はすでに夕暮れ時。キミ達はこのまま宿泊所に行くことになるんだが……、なにせ辺鄙な田舎町だ。ホテルなんて気の利いたものがあるはずもない。
駿介:野宿だな。
チェスター:旅館! 旅館!
GMで、銀誓館が用意したのは、ぼろっちぃ民宿――安宿だった。
チェスター:ちっ。
GMユキは「わぁ……!」って物珍しそうにしてるけどね。
エリザ:……味があるな……。
GM「いらっしゃいませーっ」と、見るからに小学生くらいの男の子が出迎えてくれる。家のお手伝いといったところだろう。
駿介:……うん、あじがある(笑)。
チェスター:どもー。予約入れてるドルトムントだけど。
駿介:ああ、一応年長者。
チェスター:フフフ。
GM「えっと…ドル…とむんとさんですね。こちらですー!」
駿介:……誰(笑)。
チェスター:薩摩GUYでもいいぞ、少年!
GM「はい、薩摩がいのお兄ちゃんだね! 分かった!」と、案内されたのは3部屋。客がいないんで、一人一部屋ずつ貸してもらえるそうだ。
チェスター:3……人?(一同爆笑)
駿介:ああ……ん、足りないよ?(一同爆笑)
チェスター:罠だ!!
GMあ、ごめん素で間違った! 4人、4部屋です!(笑)
エリザ:…一人一部屋…、お金もったいないな…。
駿介:まさか同室? ……倫理的問題が。
GM「え、あ、え……?」赤面するユキ。
チェスター:誰が同室になるかでイベントが変わるとか!
GM試してみればいいと思うよ(笑)。
駿介:二部屋で俺とチェス太先輩だな。
チェスター:つまんない子だよチクショウ!
駿介:いや、何するかわかんないし、チェス太先輩。
エリザ:別に……1部屋でも……。
GM「お客さんなんてこないから、好きに使ってくれていいよ、お姉ちゃん!」邪気のない笑みで少年が言う。
チェスター:覗きはする気満々だがな
駿介:……ああ、このさつまがいだけ離れで(一同爆笑)。
チェスター:まて、勘違いするな少年! 一人になった彼女の動向を監視することで、何か情報が得られないかと、そういうことだ!
駿介:監視……疑う余地なんか無いじゃないか。……ダメだ俺(笑)。じゃあ4部屋か。
GMん、じゃあそんな風にどやどやと騒がしく、キミ達はそれぞれの部屋に案内された。よし、じゃあここからは情報収集だ!
 
     *   *   *
 
GM前回はこちらから用意したけど、今回は自分達で「どんな情報が知りたいか」「どういう風に調べるのか」を決めてくれ。
駿介:……高等技術来たね。
チェスター:ちなみに、現在の時刻は?
GM夕暮れ時だ。まだ他のご家庭を尋ねても、非常識にはならない時刻。
チェスター:ふむ、ならまだ住人に会えるかな。
駿介:……さて、何を調べようか。
エリザ:調べるものか……。
チェスター:とりあえず、ユキの情報が知りたい。この人に見覚えはーって近所の聞き込みするかな。あとはー、この付近に古くから伝わる話とか、そんなん?
駿介:そうだな、近辺で襲撃事件っぽいの起きてないか?
GMなるほど……では、次にどうやってそれを調べるのかを宣言してくれ。
駿介:……《気魄》でしらみつぶし。
GM来ると思った(笑)。
エリザ:うーん……思いつかない……。
GMふむ、なら《気魄》で虱潰しの場合は目標値5。で、更に+3、目標値8以上を出すと、追加で情報が手に入る。
 
 メイン判定者となったチェスターは、二人のサポートもあり達成値9。追加情報まで得ることに成功する。
 
GMそれじゃ、調査を開始して数時間後。キミたちは今、一人の老婆を前にしていた。「ああ……もしかしたら、あの幽霊屋敷の事かも知れんのう」縁側で猫を撫でながら、のんびりとおばあさんは語る。
チェスター:幽霊屋敷? ちょっと詳しく聞かせてくれないか。いや、くれませんか(笑)。
GM「裏手ののぅ、深ぁーい森を抜けた先に、大きな屋敷が建っとるんじゃ……」
 
 ―――それは森の奥深く。
いつから存在するのかも分からない、ボロボロの屋敷がある。
 
駿介:……見に行って見るか?
チェスター:そうだな。
GMちなみに、そこが敵の本拠地です(笑)。
チェスター:ふっはっは。
GMっと、追加情報! ああ、そういえば、と。おばあさんは不思議そうな顔でキミを見つめる。「これで二人目じゃのぅ……。最近、その屋敷の事を聞いてきたんわ」
駿介:……ん?
エリザ:……他にも……いたのか……?
GM思い出してくれ。キミ達より以前にも、翁面の男の討伐に向かった能力者がいた、という話が出てたはずだ。
駿介:ああ。たしか。
チェスター:連中もここで聞き込みしてたか。……どうもなー、釣り臭いんだよなあ。
GMそこでおばあさんは、何かを思い出すように、「ああ、その子じゃよ。幽霊屋敷の事調べとったんわ」
駿介:……は?
 
 お婆さんの視線の先。
 そこには、きょとんとした顔で佇むユキの姿があった。
 
     *   *   *
 
 
駿介:……決まったな、その屋敷には何かある。
チェスター:うーぬぬぬぬぬ! てことは、ユキはかつて噂を追ってここまできた能力者ってことになるが……!
駿介:……行けば分かるさ……きっと(やる気満々)。
GMじゃあそこで、エリザヴェータの携帯の着信音が鳴った。
エリザ:……はい……?(携帯取り出し)
GM→ベル:「(ベルになって)やぁエリザヴェータ嬢! 今日のパンツの色は何い……ゴホンゲホンガヘッ!? ご機嫌麗しゅう!」(一同爆笑)
チェスター:よーしあとでケツバットだ(一同爆笑)。
駿介:……同意。
ベル:「ぬぅ!? その声はチェスター! それに駿介か! 今俺はエリザヴェータ嬢とお話してるのだ、邪魔をするなッ!」
駿介:……(覚えとけよ)。
エリザ:……色か……?(一同爆笑)
ベル「:「い、いや言わなくていいのだよエリザヴェータ嬢! もう、君は無垢で愛らしいから大好きだ!」
チェスター:答えなくていいからな!
ベル:「さて……それはともかく。諸君、なにやら面白そうな事件に関わっているそうじゃないか」
チェスター:知ってるのか。
ベル:「うむ。君たちが会ったという翁面の男とやらだが。――見てきた」
駿介:……は?
ベル:「いや、正確には……見に行ったけど居なかったんだよド畜生!!」
チェスター:いなかった?
駿介:……ん? どういう意味だ?
ベル:「お前らの話から、そのヤロウが落ちたポイント割り出して探しにいったんだが。……影も形もない。死体もなかった」
駿介:……妙だな。
エリザ:……消滅するタイプか……、倒せてないかだな……。自分は……後者な気がする……。
チェスター:ゴーストとは思えんから、消滅したとは考えにくいが……。
ベル:「そうだねエリザヴェータ嬢。ゴーストは倒されれば消滅するタイプのものもいる。あまり気にすることでもあるま……ああちょっと! ちょっとリアちゃん!? ちょ、俺の秘蔵本になにすブツッ。ツー、ツー、ツー
一同:…………。
ベル→GM電話は切れた。(一同爆笑)
エリザ:……ベイルが……襲われた……。
駿介:死ぬといい。……戻るか? それとも進むか。
チェスター:可能性としては「実は生きていた」「死んでたが、他の仲間が回収した」「実はゴースト。やられて消滅した」このくらいか。
駿介:1か2だな。……ん~。
GMじゃあそこで、ぐぎゅるるる~……と、ユキのお腹の虫が鳴る(笑)。
一同:がくーん!
GM「あ、す、すいません……!」お腹押さえて赤面するユキ。
チェスター:……晩飯にすっか。
駿介:そうだな……バナナならあるぜ?
GM駿介、バナナあげてばっかだな(笑)。
エリザ:栄養食だからな……。
駿介:情報集めきれてるのか、ご飯食べたら終わっちゃうんだぞって意味で。……どこから手をつけていいか皆目分かんないんだけどな。
チェスター:これまでも、能力者狩りを追ってた連中はここまではたどり着いていたわけだ。そしておそらく、幽霊屋敷に調査に向かい……何かあった。
駿介:そうだな……おばあさんの情報によると。
GM(にこにこ)
エリザ:……倒せるだろうか……。
チェスター:まだ核心的な情報が足りない……。敵の正体に関することも、ユキの怪しい言動に関することも。
エリザ:元々の持ち主を調べて……その持ち主の情報も知りたいな……。
チェスター:幽霊屋敷の出自?
駿介:ああ、敵の正体、屋敷の持ち主……ってとこだな。
GMん。では公表すると、その幽霊屋敷の所有者に関する資料は見つからない。
エリザ:市役所などでも、調べられない……?
チェスター:つまり、公式には存在しない建物ってわけか。
GM役場の資料にも存在しない。ただ村の年寄り連中だけが噂話の種として、屋敷があることを知ってるだけだ。その年寄り連中も、あのお婆さん以上の情報は知っていない。
駿介:……乗り込んだ方が早そうだ。
チェスター:それしかないな。
GMOK、では幽霊屋敷に向かおう。
駿介:今日のところは戻ろう。……え?
GMん。戻る?
駿介:明るい方が調べやすい。
エリザ:うん……、お化けでると怖い……。
GM:なるほど(笑)。
チェスター:白燐蟲使いもいないしな。では、出発は明日の朝にしようぜ。夜闇は色々怖い。
駿介:……じゃあ飯にするか、戻って。
GMOK、では、キミ達は安宿に戻って夕飯を取った。
 
     *   *   *
 
GM次のチャプターに移る前にインターバルに入るんだが――ここでちょっと、GMシーンに入る。
 
 時刻は深夜。
暗く深い闇の中を、ふらふらと彷徨い歩く影がある。
ウグイス色の和装姿に、濡れ光る刃の煌き。
そして何より、その素顔を覆い隠す好々爺めいた能面が、いっそう異彩を放っている。
 
ふいに、雲間から月光が差し込み、翁面の男は足を止めた。
邪悪な笑みに象られた、そのカンバセを向ける先――
そこに、一軒の、小さな安宿があった。
 
チェスター:こっちくんな!?(一同爆笑)
GMんでは、誰にしようかな~っと。(鼻歌交じりにリードカード引き)よし、ではチェスター! 今は既に深夜だが、キミはもう寝てるかな?
チェスター:今何時くらい?
GM2時ごろ(笑顔)。
チェスター:ぐがーーーーーーー!!(一同爆笑)
エリザ:チェスターは……有料テレビを……お金入れないと……テレビ見れない……。
駿介:……待て山咲。(一同爆笑)
GMオッケェェェイ! でぇぇぇは君は気づかない!(超嬉しそう)
 
 チェスターの部屋の窓。そこに突如として映りこんだ、翁の面に……!
 ガシャァァァン! と、乱暴に窓ガラスを叩き割り、翁面の男は室内に侵入する。
 
チェスター:フッ……エリーやユキでなくてよかったぜ……!
GMあ、イグニッションはしてもOKだけど、ここはただの演出だから判定はやらない。他のPCも好きなタイミングで登場してくれ。さすがに今の音じゃ気づくだろうからね。
チェスター:!!? な、なんだぁ!?(ガバッと跳ね起き)
エリザ:……ん……何事……(布団の中でイグニッションしてモゾモゾ出てくる)。
駿介:これは……ったく、チェス太先輩は寝相が悪いようだ(一同爆笑)。
チェスター:寝相で窓まで壊すか!!(一同爆笑)
 
「――――、テ――――」
 
チェスター:……て?
GM翁面の男は、不気味な笑みを浮かべた面貌をキミに向けて、血振りでもするように宝剣を払う。
チェスター:おい、何か伝えたいことがあるのか!?
GM「………」狂った笑みを浮かべたまま――男は剣をかまえ、突進してくる!
チェスター:くそっ! イグニッション!!
駿介:そんな訳で文句を言いに行くわけですが。……なっ、と咄嗟にイグニッション!
エリザ:(怖いので布団を被りながら廊下へ)
チェスター:くっそう! 部位狙いとか組み付きとかできないからなーこのゲーム!
GMメタな事いわないように(笑)。「……! ち、チェスターさん!?」ユキも駆けつけてくる。
チェスター:ユキは下がってろ!
駿介:……ああ、危ないからね。
GM「………」ギリギリ、と男は力任せに刃をチェスターに押し込もうとする。
エリザ:……なんだ…敵か……(布団をとって安心)。
GMその安心の仕方もどうかと(笑)。
エリザ:倒せないお化けは怖いけど、倒せるゴーストとかは、怖くないから。
チェスター:テメエ……一体なんなんだよ! 仮面ひっぺがしてやりてえ!
GM「…………」にぃぃ、と仮面の表情は笑ったまま。一旦剣をはじき、大きく間合いを取って……、すぐさま凄まじいまでの速さで、今度は駿介を袈裟に斬ろうと迫る!
駿介:……おもしれぇ、力比べか。拳を突き出す。
GMでは、男はぐっと腰を屈め、一息でキミの間合いに這入り―――、
 
そこで、部屋のドアが開いた。
「あ、あの、今の音は何……」
おっかなびっくり扉を開いたのは、まだ小学生の少年――この宿屋の子供だった。
 
一同:入ってくんなああああーーーー!?(一同爆笑)
GMその姿を視界に捉えた瞬間。男は標的を変え、ぐわん、と身体を反転させた。
チェスター:ギョワー!
GM面が歓喜に歪んでいる。まさしく瞬きほどの間。翁面の男が振上げた刃を、少年は不思議そうに見上げており……!
エリザ:! 持ってた布団を被せる(一同爆笑)。
一同:布団!?(一同爆笑)
 
 ばふっと子供に布団をかぶせるエリザヴェータの姿が脳内再生されたGM。
 
GMい、いっきにギャグっぽくなったぞ!?(一同爆笑)
エリザ:さっきまで……自分が被ってた布団……。
GMいや分かるけど!(爆笑)くぅ、ならばその布団ごと叩っ斬る……!
 
咄嗟に能力者たちがカバーに入るが、もう間に合わない。
無情にも。最後まで何が起こったのか理解することもなく、男の子はその身体を両断された。
 
一同:ぎゃーーーー!?
GM―――いや。両断される、はずだった。
 
カタカタカタ……。
 
刃は、止まっていた。
少年の頭上、ほんの数cm上ではあるが、それでも確かに、止まっていた。
満身の力で振り下ろされた兇刃。
それは――あろうことか、翁面の男自身に止められていた。
その左手に、刃を深々と食い込ませることも厭わずに。
己の右腕を、止めていた。
 
駿介:……なにっ!? ……一体なにが。
チェスター:……ああそうかい、そういうことかい。
 
 カタカタカタカタ……!
翁の面が、彼の身体が小刻みに震えている。
右腕はなおも、目の前の肉を切り刻もうと際限なく力を込めて、
左手はそれを阻み、結果として、ぼたぼたと血を垂れ流している。
 
GM「―――ァァァアアアアッ!!」絶叫し、男は頭を両手で押さえる。
エリザ:……何故だ……。
チェスター:とりあえず、男を突き飛ばして少年を守ろう。
GMどん、と跳ね飛ばされる翁面の男。そのままふらふらと後ずさる。
 
「――――、テ」
「――――ケ、……テ……」
 
「―――――タス、ケ……て……ッ!」
 
駿介:……ハッ!?
エリザ:助けて……?
GM叫びを上げ、男は身を翻す。能力者たちの間をすり抜けて、進入した窓から夜の闇へと飛び出していく。……今ならまだ追いつけそうだ。
エリザ:追うぞ……。
駿介:……行こうか。
GMよし、ではキミ達は男を追って外に出た。次のチャプターに移ろう。
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