ここはTW2シルバーレインの結社:フーテン塾による遊び場です。
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チェスター:よし、やっとご対面だ!
駿介:……心おきなくぶん殴れる。
これで全ての鬼面衆を倒し、残るはボス一体だけ。
だが……狂式尉は全くの無傷。その上かなりパワーアップしてしまっている。
GM:『諦メ、ヨ……。汝ラハ諸共ニ―――我、ノ……餌ダ』にこやかな微笑を浮かべ、闊達な老人の声が響く。
チェスター:やめときな。オレたちゃ、食えばくたばる猛毒だぜ。
エリザ:……弱肉強食……どちらが強者か……示す……。
駿介:……たしかにまんまと引っ掛かったさ……。だが後悔はしちゃいねぇ。テメェを叩きのめして晴れやかに帰るさ。……まあ、完全に気分が晴れるかわかんねぇがな。
GM:『ク、……吠エ、ル。ナ。……タダノ、肉ガ』
チェスター:黙るのはお前のほうだ、残骸が……。
GM:ではその時。唐突に、キミ達を光が包み込む。
一同:何だ?
GM:いや、攻撃的なものではない。むしろ、どこか安心するような感じで――そして、キミ達の傷が急速に癒えていく。見れば、悠希が倒れ伏したまま、手のひらをキミ達に突き出していた。
チェスター:ユキ……。
GM:「ユウ、キ……よ。間違え……ない、で……」
チェスター:ツッコミ入れやがった。
GM:『黒燐奏甲』。全員HPを72回復してくれ。さらに、全攻撃力に+25のおまけつきだ。……なお、これは特殊なイベント効果なので、この効果は重複する。つまりこの上から白燐奏甲とかギンギンパワーかけても、効果が消えないってことね。
チェスター:そいつはすげえ!
エリザ:おお……。
駿介:……言い直させる余裕があるなら大丈夫そうだな。どこか安堵の表情を浮かべる。
チェスター:見ておけ……お前が肉と罵った相手が、どんな力を背負ってるかをな!
駿介:……ただの肉かは試せばいいさ。
GM:倒れたまま、悠希は精一杯、微笑んで、「後は……、任、せ……――」かすれた声でそれだけ言うと、今度こそ悠希は意識を失った。
エリザ:……任務了解……。
GM:『余、計ナ……マ、ネ、ヲ……ッ!』
チェスター:おっと、お前の相手は俺たちだ!
駿介:……ああ、見失ってもらっちゃ困る。
『だ、ガ―――』
『――――モウ、遅イ…………』
途端! 膨大な魔力のうねりが室内に巻き起こった!
大気に満ちる濃厚な残留思念が、狂式尉の元へと集まっていく。
やがてそれは形を成し―――長い、蛇のようなシルエットを浮かび上がらせる。
一同:な……っ!?
それは、不気味に黒ずんだ泥のようなモノで形作られた、うねくる巨大な―――龍。
その顔面部に、翁の面が取り憑いている。
チェスター:それがてめえの正体か……!
『喰ラ、ウゥゥ……! 人、ノ、魂。ヲ……! 魂、切、ル声、ヲォォォ……! ァァァアア、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ―――ッ!!』
GM:泥のような巨体を所狭しとうねらせて……狂式尉は不気味な哄笑を上げる。
駿介:……そんなまがいもん、俺が振るうのは青龍の力だ。龍をもって龍を制してやるよ。
GM:さぁ、バトル再開だ……!
◆敵情報
翁(5/10/6)
PC
GM:龍の形態に変化した事により、新たな技が使用可能となる。
チェスター:ウヌウ。
GM:『舞エェェ、神、楽、ヲ……ォオオ!!』呪いに満ちた老人の声が朗々と響く。がぱり、と狂式尉が大口を開き――、そこから砲弾の如く、火球が矢継ぎ早に放たれる!
チェスター:ぬおっ!?
GM:《術式》で20m直線の120ダメージ、そしてバッドステータス《魔炎》の追加効果だ! 達成値は……11+4、15!
チェスター:毎度無茶言いやがる。
GM:攻撃範囲は直線だから……(カード引き)F、B、F。……エリザヴェータだけか!?
チェスター:うは。運がいいというべきか。
エリザ:『こんなこともあろうかと』……、避ける訓練してきた……。2+2+3で、7点。全て……『天啓』によるものだな……。(ここで発動、『運命の救い』!)
GM:来た、基本コンボ!(笑)
エリザ:糸5点つかって……12までいける……。
チェスター:では、3点サポいくぜ。『こりゃまた……いい技持ってやがる……』
GM:合計15……回避か! ではチェスター、来い!
チェスター:ふ、ラッキーねえよ。侵食で30ダメージ。
GM:おお、効いてるな。こちらは30回復だ。
チェスター:まだ封術状態だし……気迫で切るぜ! テメエなんかに、『ぜってえ負けてやんねえ!』達成値7!
GM:ぐ、命中! それと、コイツはガードは一切しない!
チェスター:ではこれだ、『ジャストアタック』! ダメージ109!
GM:チェスターの斬撃は狂式尉を――その黒い泥のような身体を捕らえる! が、ぞぶりと水をきったような手ごたえを残し、刃はすり抜けてしまう……! まだまだだ!
チェスター:なぬう!? ダメージは、与えられてるのか?
GM:あ、例の如く演出ね(笑)
チェスター:ふうー。
GM:続いて駿介!
駿介:うん、糸3点で龍顎拳、反動くれ。
チェスター:そろそろやばいのくるぞー(笑)。
引いたカードは―――『行われている攻撃が〔クリティカルアタック〕になる』。
チェスター:ゲー!!
GM:…………どうなってんだ。
エリザ:おお……。
チェスター:なんという……。
GM:来いよ! バッドステータス来いよ!?(一同爆笑)
駿介:これを人は漢引きと言う。こんな拳じゃ、てめぇへの『怒り』なんざ収まらねぇけどな。達成値7。クリティカルで256。
GM:ぐほっ!? 怒涛の鉄拳が泥龍の身体を抉る! 汚らしい泥が当たりに飛び散った!
エリザ:では……チェスターに、ギンギンパワー……。ユウキの敵を……(『悲しみ』)。
40回復。
チェスター:ああ、わかってる……。
GM:さらに全攻撃力+20か。
チェスター:これで、素の攻撃力109!
GM:あ、阿呆みたいな攻撃力だ……(笑)。
駿介:《気魄》は偉大です。
これでターンが終了し、再び狂式尉の攻撃が回ってくる!
GM:狂った笑みを貼り付けながら、長大な身体をくねらせる!
GM:『嘆キ、ヲ……怒リ、ヲ……! 捧、ゲ、ヨ……。捧、ゲ、ヨォォォオオオオオ!!』朗々と呪言が紡がれ、狂式尉の口端から赤黒い猛火が溢れ出す。溢れ出た猛火は、部屋全体を飲み込まんばかりに膨れ上がる! 《術式》の20m全周! 当たれば200ダメージ! さらに《魔炎》!
チェスター:めちゃくちゃだ!?
GM:達成値は……うは。12+6。18ぃぃッ!!
一同:無理言うなあああーーー!?
駿介:………糸1点、反動。……『〔BS〕が全て〔超~〕になる』。まあ元々バッドステータスがないわけですが。
チェスター:糸3枚! ガード狙いだ!
エリザ:自分も……3点使う……。
チェスター:(カード引いて)……でねえー! まともに食らう!
駿介:……部屋全体を狙えばあたると思ったか……まああたるが、『でも無駄が多い』。……ガードだ。
エリザ:こんなことで…大丈夫だろうか……(『悲観』)。ガード……。
GM:轟々と燃え盛る火炎が、キミ達を包み込んでいく……! 二人ガードか! ダメージは200!
チェスター:一気に防具ふっとんだ!
エリザ:でも……16しか減らせない……。
GM:まあ魔炎は無効化されるね。
駿介:うん、137承った。
GM:続いてチェスターだ!
チェスター:……さて、じゃあ演出いくか。(なんかおもむろに語り始める)
凄まじい炎に包まれ、姿が見えなくなるチェスター。
GM:ここでネタに走るなよ(笑)
しかし、その炎がにわかに渦を巻き始める―――
渦は天を突くように立ち昇り、細い柱状に収縮していく―――
そして……その炎は、やがて巨大な剣の形を成す……ッ!
GM:なんかすげえカッコイイ演出してきた!?(一同爆笑)
チェスター:そろそろ幕引きの時間だ……いつまでもてめえの汚ねえツラ、見ていたくないんでな……。まず、これで。(Luckyカードで状態異常を解除)
GM:ようやく来たか。
チェスター:そして、紅蓮撃発動! 達成値は8!
GM:ぐぅ、命中……!
チェスター:そして……これだ!(出したのは全能のNo.1、エフェクト名『クリティカルアタック』!)
GM:ぐ……! ここでそれか……ッ!
駿介:すげーカッコいい。
チェスター:ダメージ、418ッッ!!!
炎熱を纏ったその豪剣は、まさしく古来、『龍をも殺す』と称えられた大斬撃。
その巨体を、苛烈なまでの灼熱で両断する……!
………が。
駿介:……ん?
チェスター:まだ押しきれんか!?
GM:がきん、と剣は途中、何か硬い物に当たって止まった。……翁の面だ。
チェスター:ブチ割るーーっ! こんちくしょう!
GM:『……ク、は。ハ、ハ、ハ、ハ――ッ!』
ビシリ。
亀裂が、走った。
『……ァ、ア……、ハ? ……。燃、エ。ル……? 燃……、エ………』
呟きとともに、仮面に蜘蛛の巣状にヒビが走る。
やがてボロボロと、砕け、崩れ。
呪わしき能面は粉々になり、完全に消滅した。
エリザ:……終り……なのか……?
チェスター:迷える魂を冥土に送る、浄化の炎だ……てめえにゃもったいないがな……。
GM:………………では。―――最後のチェック判定のお時間ですッ!!
チェスター:うえ?
一同:へ?
GM:幸運度チェエェェェェェェック!!
チェスター:ねえよーーーー!!?
駿介:うん(さらっとカード出し)。
チェスター:あっさり出しやがった!
GM:これに失敗した場合! 『狂式尉が最後に受けたダメージ』をそのまま返します!
チェスター:まてやーーー!!
駿介:……死ねって言ってる。
エリザ:かわす……。(こちらもチェック成功)
GM:粉々に砕け散った破片から、赤黒い灼熱が溢れ出す! それは先ほど、狂式尉が吐いた火炎と同じものだ! はぁい、では418ダメージをどうぞ!(すげえ笑顔)
チェスター:うん、木っ端微塵だ(一同爆笑)。ぐっ……ぅがぁああああああああっっ!! 吹っ飛んだ! HP、ゼロどころの話じゃねえ!(一同爆笑)
GM:さらに灼熱は伝播し、屋敷全体を包み込んでいく……! とりあえずチェスターは凌駕判定だな。手札からラッキーを出せるが、ない場合は手札を全部捨てて、新たに7枚引ける。
チェスター:じゃあ、まずそれだな。(カード引き)…………出た!
駿介:ああ、チェス太先輩、あなたの活躍を僕は忘れない(一同爆笑)。
チェスター:殺すな! 生きてるよ!(一同爆笑)
駿介:……あ、出たか(笑)。
エリザ:……良かったな……(笑)。
GM:それでは、全員生還で……今は、炎上する屋敷からの脱出だ。ここをちょっと演出したらエンディングに入ろう。
チェスター:ぼかぁもうボロボロです。
GM:轟々と炎は燃え広がり、壁や天井を火の蛇が這いずり回っている。悠希は……気絶したまま、起きる様子はない。
チェスター:おい、まさか……。
駿介:……先にでてくれ、二人とも。俺は必ず帰る。
GM:(なんでそこでカッコよく残る気満々なんだ……!?)
チェスター:……わかった。だが、変な気は起こすなよ。行くぞ、エリー。
駿介:チェス太先輩じゃねぇから大丈夫だよ。
チェスター:そういう意味じゃねえよ!
駿介:……さて……と、ここでおもむろに背負うわけですが。
GM:うん。担いだ身体は、熱病に浮かされてるみたいに熱い。身体中汗だくだし、返り血で血まみれだ。お世辞にも、背負った感覚は快適なものではない。
駿介:(……これは……急ぐか)
GM:では、軽い悠希の身体を背負い、駿介は燃え盛る廊下を走っていく。
エリザ:……ん…、早く……。
GM:既にチェスターとエリザヴェータは屋敷の外に脱出したようだ。
「………ごめん、ね」
駿介:……ん? 走りながら言葉少なに促す。
GM:振り返れば、悠希は目を閉じて眠っている。今のが何に対する言葉なのかも分からない。
駿介:……まあいいか、今は帰ろう……無事に済めば時間はいくらでもある。
呟いて、駿介は走り出す。
その背中に、今度は聞き取れないくらいの小さな声で、
「―――ありがとう」
そんな言葉が、聞えた気がした。
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